クリスマスの奇跡

ルカの福音書1:26-38

2023年12月10日

主イエスの誕生物語は、マタイの福音書とルカの福音書に記されています。   マタイの福音書は主イエスのお父さんであるヨセフの立場から書かれ、ルカの福音書は主イエスのお母さんであるマリヤの立場から書かれています。

1.神の恵み

天使ガブリエルが神から遣わされて、処女マリヤの所に来て言いました。「おめでとう。恵まれた方。主があなたとともにおられます。」(28節)マリヤは本当に恵まれた人でした。マリヤは神から選ばれ、一方的な恵みを注がれました。そして救い主イエスのお母さんになるという特権が与えられました。マリヤは恵まれた人でしたが、でも実は私たち一人一人も神から恵みを受けています。主はあなたと共におられます。主はインマヌエルなるお方です。このような驚くべき恵みが与えられているのは、神の祝福です。

2.神の奇跡

マリヤは天使ガブリエルから人間の頭では理解しがたいことを告げられました。「あなたはみごもって、男の子を産みます。名をイエスとつけなさい。」(31節
マリヤは天使が話している内容に全く身に覚えがなかったのでとまどいました。 ガブリエルはマリヤの疑問に答えて言います。「聖霊があなたの上に臨み、いと高き方の力があなたをおおいます。それゆえ、生まれる者は、聖なる者、神の子と呼ばれます。」(35節) 天使は「あなたは妊娠します。処女であっても聖霊によってみごもります」とマリヤに語られたのです。

マリヤには不可能に思えたでしょう。確かに人間的に見れば不可能です。 現代においてはつまずきとなるでしょう。しかし、神から遣わされた天使ガブリエルは宣言します。「神にとって不可能なことは一つもありません。」(37節
処女降誕は人間には不可能です。しかし、神には不可能なことはありません。 私たちが信じる神は、奇跡を行う神です。不可能を可能にする神です

3.私たちの応答

最初、マリヤは困惑しましたが、でも主が自分に目を留めて下さったと喜びました。そしてマリヤは神を信頼し、神のみことばを信じて、信仰の応答をします。 「どうぞ、あなたのおことばどおりこの身になりますように。」(38節
私たちもマリヤのように神のみことばに対して信仰の応答をしていきましょう。

 

神のみことばに思いを巡らしながら、クリスマスに心備えて、このアドベントの時を過ごしていきましょう。

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